写真は「海巡01」排水量5418、トン、速度20ノット≒時速37km/BackChinaより、以下には40枚以上の写真あり
http://news.backchina.com/viewnews-213146-gb2312.html
写真は「漁政311」排水量4600トン、速度22ノット≒時速40.7km、2006年に海軍の潜水艦救護艦を退役後に改装された
写真は「漁政312」排水量3300トン、速度14ノット≒時速25.9km、2011年に海軍のタンカーを退役後に改装された
我が国の甘い対応を見越して多数の漁船を誘導するのか?それとも日本を脅すだけで踏みとどまるのか?いずれにしても、恩のある日本企業を焼打ちにした中共政権にはストッパーはいないようだ。
【IZA9/20-デモ沈静化も 中国「尖閣奪取」へ攻勢】
日本政府による尖閣諸島国有化に抗議するため12日から中国各地で続いた反日デモや暴動は、19日になりようやく沈静化した。18日の柳条湖事件の記念日を過ぎたことでひとつのヤマを越した形だが、共産党政権の対日攻勢はこれから本格化する見通しだ。監視船や漁船による領海侵犯の日常化、対日経済制裁の発動、日米分断を軸とした日本の孤立化促進など、さまざまな作戦が動き始めている。
■領海侵犯が日常化
中国の各都市に拡大した反日デモに日本側が振り回されている間に、中国は尖閣奪取に向けた動きを着々と強めている。
13日には中国外務省が尖閣周辺海域を「領海」と主張する海図を国連に提出、16日には「東シナ海での中国の領海の基線から200カイリを超えて広がる大陸棚の延伸を求める案を国連大陸棚限界委員会に提出する」と発表した。
また、監視船による領海侵犯の規模と頻度を急拡大して「自国の領海」との既成事実を積み上げており、「国有化を機にかねて準備していた対日作戦を一気に繰り出してきた」(北京の西側外交筋)形だ。
当局は、抗議デモや暴動をほぼコントロール下に置いていた。19日に収束させるのも予定通りだった。来月に予定される共産党大会を前に、国民の不満を尖閣国有化反対闘争に転化して“ガス抜き”も図るという一石二鳥の作戦だ。
しかし、日本政府が「これで一息ついた」と受け止めたら大間違いだ。国内は内部事情で沈静化させられても、対日攻勢や米国など国際社会への「釣魚島(尖閣諸島の中国側呼称)は自国領」との外交・宣伝攻勢は今後一段と活発化する。
対日では「経済制裁に踏み切るべし」との主張や提言が党機関紙「人民日報」などで頻発化している。
中国商務省の姜増偉(きょうぞうい)次官は「中国の消費者が理性的な形で自らの立場を表明しても理解すべきだ」と日本製品ボイコットを容認する発言をしている。
さらに「日本に大きな殺傷力を及ぼすため標的の中心を狙い攻撃(制裁)すべし。製造業、金融業、戦略物資の輸入などが対象だ」(17日付人民日報・海外版1面コラム)とすごんでいる。一昨年9月、レアアースの対日輸出を一時停止したような措置を想定しているとみられる。
■日米同盟分断
日米同盟の分断は最重要課題で「米国を(まず)中日両国の中間に寄らせるべきだ」(環球時報、19日付社説)とし、「釣魚島は中国領」との国際宣伝を一段と強化する構えを示している。(北京 山本勲)