「旅先で唾吐くな」中国政府指南 マナー改善躍起 HPに禁止事項列挙との産経の見出しですが、「唾」ではありません。「痰」です!大違いです。しかし、この注意事項は文明人に対するモノでしょうか?未開の野蛮人に対する注意事項としか思えない!
1、维护环境卫生。不随地吐痰和口香糖,不乱扔废弃物,不在禁烟场所吸烟。
環境衛生を守る。みだりに痰やガムを吐かない、ゴミを散らかさない、禁煙場所でタバコを吸わない(今回の公約からは<トイレで大便を流すこと>が消えたぞ)
2、遵守公共秩序。不喧哗吵闹,排队遵守秩序,不并行挡道,不在公众场所高声交谈。
公共秩序を守る。騒がしくせず、並んで秩序を守り、横に並んで道を遮って歩かない、公共の場所では大声で話さない。
3、保护生态环境。不踩踏绿地,不摘折花木和果实,不追捉、投打、乱喂动物。
生態環境を保護。緑地を踏まず、花や木や果実を折ったり採ったりしない、動物を追いかけたり、ぶったり、むやみに餌をやってはいけない。
4、保护文物古迹。不在文物古迹上涂刻,不攀爬触摸文物,拍照摄像遵守规定。
文化財古跡を保護。文化財古跡に書いたり刻んだりしない、文化財によじ登ったり、触れたりしない、規定を守って写真を撮ること。
5、爱惜公共设施。不污损客房用品,不损坏公用设施,不贪占小便宜,节约用水用电,用餐不浪费。
公共施設を大切に。客室にあるモノを汚したり壊したりしない、公共設備を壊さない、ちょっとしたことにがめつく得をしようとしない、節水節電すること、食事を大量に残さない。
6、尊重别人权利。不强行和外宾合影,不对着别人打喷嚏,不长期占用公共设施,尊重服务人员的劳动,尊重各民族宗教习俗。
他人の権利を尊重。無理に外国人といっしょに写真を撮らない、他人に向かってくしゃみをしない、長時間公共施設を占用しない、働く人の労働を尊重すること、各民族宗教の習慣を尊重すること。
7、讲究以礼待人。衣着整洁得体,不在公共场所袒胸赤膊;礼让老幼病残,礼让女士;不讲粗话。
礼儀正しく。服装はきちんとすること、公共の場所で裸になり胸をはだけない;老人・子どもや身障者に礼儀を尽くして譲る、女性にも礼儀を尽くして譲る;卑猥な話をしない。
8、提倡健康娱乐。抵制封建迷信活动,拒绝黄、赌、毒。
健康な娯楽を提唱。封建迷信である占いなどはやらない。エロ、賭博、麻薬も絶対ダメ。
以下は中国国家旅行局のサイト<中国公民国内旅游文明行为公约>
http://www.cnta.gov.cn/html/2013-4/2013-4-24-12-40-78017_11.html
【IZA5/31-「旅先で唾吐くな」中国政府指南 マナー改善躍起 HPに禁止事項列挙】
中国政府が、経済成長による所得増加で世界中に旅行に出かけていくようになった自国民のマナー改善に躍起となっている。エジプト・ルクソールの古代神殿に15歳の少年が落書きをしたことが判明するなど、各地での品位のないふるまいが大ひんしゅくを買っているためだ。落書き発覚を受け、中央政府のウェブサイトに、道で唾を吐いたり、ゴミを捨てたりするといった常識的な「禁止事項」をわざわざ列挙したガイドラインを掲載。旅先でのモラルある行動を指南している。
■落書き事件きっかけ
「文明的旅行者であることは、国民一人一人に課せられた義務である」
5月28日にアップされたガイドラインは、こんな書き出しで始まる。国家観光局が策定したもので、米CNNやロイター通信などが、その“噴飯もの”の禁止事項を伝えた。
「道に唾を吐かない」「ゴミのポイ捨てをしない」「列の順番は守る」「歴史的価値のあるものを傷付けない」など、小学校の校則のような事例が並ぶ。落書き事件を受け、「古代遺跡に触れたり、よじ上ったり、落書きしたりする」ことも禁止事項として明記した。
さらに、「公共秩序の遵守(じゅんしゅ)」「環境保全」「他人の権利の尊重」「礼儀をもって接する」といった旅先でのふるまい方も具体的に列挙。「適切な娯楽を見つけるべきだ」と、節度ある行動を求めている。
きっかけとなった落書き事件は、少年の名前とともに中国語で「ここに遊びに来た」と記された写真が今月(5月)下旬、中国版ツイッター「微博(ウェイボ)」に投稿され発覚。母親が謝罪する騒ぎとなった。その直前の今月(5月)16日には汪洋副首相が政府の会議で、「礼節を欠いた行為が(内外の)メディアで非難され、国のイメージに悪影響を及ぼしている」と語り、マナーを守るよう呼びかけていたばかり。これ以上の悪評は看過できないと、前代未聞ともいえる“旅先での行動指南”に踏み切ったようだ。
中国人観光客のマナーの悪さに関する報道は後を絶たない。香港英字紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは、インド洋の島国モルディブで、中国人旅行者がホテルの部屋でカップ麺ばかりを食べるため、湯沸かしポットを撤去したところ、「(人種)差別だ」と大騒ぎになったと伝えた。中国国内ではモルディブ旅行をボイコットする動きが広がっているという。
また多くの中国人旅行者がホテルなどで「新婚旅行割引」を受けるため、旅行会社が偽造した偽の婚姻証明書を持参していることも暴露した。
■支出額は世界一だが
中国社会科学院・観光研究センターの研究員はロイター通信に「海外旅行は新たな贅沢(ぜいたく)で、みんな海外のルールに慣れていない」と、弁明する。
昨年の中国人海外旅行者は2000年の8倍超の8300万人まで急増。支出総額は過去最高の1020億ドル(約10兆円)に達し、米国とドイツを抜き、初めて世界一となった。関係が悪化している日本も含め世界各国が中国人旅行者の誘致を競っている。
「旅行は学習経験だ。いずれ旅先の国の文化を吸収し、これまでの恥ずかしい悪癖を捨て去るだろう」
浙江(せっこう)大学の観光学教授は長い目で見てほしいと訴えている。
(SANKEI EXPRESS)