
写真と記事はNYタイムズより、左端下の女性は残骸の中から娘が見つけてくれた鯨缶を手にして喜んでいるところ、是非、下記のNYタイムズにリンクして写真を拡大してみてほしい
Japanese Town Mulls Future Without Whaling Industry=日本の町は捕鯨ヌキの今後を熟考する
http://www.nytimes.com/2011/03/25/world/asia/25whale.html?_r=1&scp=1&sq=ayukawahama&st=cse#
「鯨のない鮎川浜なんてねぇよ(There is no Ayukawa without whaling)」と答えた27歳の漁師アキモト・ヒロユキさん、まさに正論である。
NYタイムズのとんでもない記事はココから
『Japan’s tsunami seems to have succeeded — where years of boycotts, protests and high-seas chases by Western environmentalists had failed — in knocking out a pillar of the nation’s whaling industry.』=日本の津波は、この国の捕鯨産業の大黒柱をぶっ倒し、西側の環境保護団体の長年のボイコットや抗議の失敗を成功に導いたと思われる。
この大災害で何も捕鯨のことを書く必要もない。まるで捕鯨をしていたから大津波が来たかのような書き方は、シーシェパードと全く同じ。何か悪いことが起きると突如出てくる新興宗教のようなものだ。
この記事は不適切の部類ではなく、悪意に満ちており、日本総領事館の抗議は妥当である。つい先日は、NYタイムズの元東京支局長のニコラス・クリストフ記者が日本を賞賛した記事を書いたばかりであるが、米国人の中には、日本人よりも鯨の方が大切だと思う者もいるのか?
それほど鯨にのめり込むのは、一体何なのだろうか?地球の生物と共存しようと言うことなのか?鯨との共存よりもイスラムとの共存が先ではないのか?鯨は殺してはいけないが、人はいいのか?アフガンやリビア、アフリカでも人間の大量虐殺が行われている。虐殺を止めさせるためにやはり殺人が行われる。
狂牛病で米国の牛がほとんど死んでしまった時、US Town Mulls Future Without Beef industryと言う記事を産経新聞が書いたとしたら(こんなくだらない記事は絶対に書かないが)、米国人はどう思うのか?「米国の牛肉文化を否定するジャップ」と怒るだろう。
こんなことも書かれている。鮎川浜の20歳の佐藤タツヤ氏は「We are so hungry that if they brought a whale ashore now, the whole town would rush down to eat it.」当然である。この町の伝統文化なのであるから。
【産経8/28-津波は日本の捕鯨産業の柱を倒した…NYタイムズ「冷酷」日本総領事館抗議】
【ニューヨーク=松尾理也】在ニューヨーク日本総領事館は25日、同日付の米紙ニューヨーク・タイムズが宮城県石巻市鮎川浜の捕鯨産業を取り上げ、「日本の町は捕鯨のない将来を考える」との見出しで、日本の捕鯨産業は東日本大震災によってとどめを刺されたとの内容の記事を掲載したことに対し、「あまりに冷酷であり、不適切な報道だ」と同紙外信部長に対し抗議を申し入れた。
ニューヨーク・タイムズの記事「捕鯨のない将来」は、同紙の東京支局長、マーティン・ファクラー氏が日本有数の伝統捕鯨の地、鮎川浜で、東日本大震災の被害を受けた港の惨状をリポートした。
記事では「捕鯨のない鮎川浜はありえない」という船員の声を紹介をしつつも、大打撃を受けた町の実態を伝え、「津波は、日本の捕鯨産業の支柱を倒すことによって、欧米の環境保護団体の抗議や妨害が失敗してきたことを成し遂げたようだ」と指摘した。
小型沿岸捕鯨と北西太平洋調査捕鯨を担う鮎川浜の捕鯨産業は、これまでも環境団体の批判にさらされてきた経緯がある。今回の震災では、大津波で2隻ある捕鯨船が浜に乗り上げたほか、鯨の解体処理場や日本鯨類研究所の施設なども壊滅的な被害を受けた。
水産関係者によると、船員らは全員無事。捕鯨船も修理すれば使用が可能という。船員らは千葉県南房総市和田浦など他の捕鯨基地の支援を受けながら、「津波に負けていられない」と地元の捕鯨復興に向けて尽力している。
ファクラー氏は昨年5月も鮎川浜をリポートし、「住民たちは長年のタブーを破って、政府の南極海捕鯨に異議を唱えだしている」と伝え、調査捕鯨を続ける農水省についても「日本の中央省庁で最も秘密主義の省庁の一つ」と指摘した。(佐々木正明)
マーティン・ファクラー氏の写真とプロフィール↓
http://jconference.org/Eng/Snp/PartnerView.asp?TmpYear=2010&PA_Idx=481&Page=2
かの有名な「大西哲光」の後釜、これで何の説明もいらないであろう。