写真は偵察に来たIL20/BackChinaより
http://news.backchina.com/viewnews-132508-gb2312.html
『備えあれば、憂いなし』今ほど、この言葉を強く感じる時はない。火事場泥棒の如く満州に侵攻して来たソ連軍を思わせる。
ロシアは百六十名以上の救助隊を日本に送っている。その中には核の専門家も何人かいる。失礼かもしれないが、こうして空から偵察をしているのであれば、救助隊員の中にもその道の専門家が何人か入り込んでいるのかもしれない。
これが国際社会の現実であり、その国際社会と渡り合うのは市民政治家レベルでは到底無理だ。
今は救難・放射能一色だが、同時進行している現実にも並行処理をしなくてはならない。
メドベージェフ大統領は、シベリアでの労働力として東北の被災者を受け入れると表明している。これをロシアのテレビ解説者が発言したのであれば、性質の悪いブラックジョークとして罷免されたであろう。
かつて、シベリア抑留でたくさんの日本人が亡くなった。彼らには反省も謝罪も欠片すらない。信じられないが、これがロシアの政治家なのだ。
【IZA3/17-露軍機が領空接近 日本海で日米共同対応偵察か】
ロシア空軍の情報収集機が17日、日本海で日本領空に接近したことが分かった。領空侵犯の恐れがあるため、航空自衛隊の戦闘機が緊急発進(スクランブル)して対処した。日本海では強襲揚陸艦「エセックス」など米軍艦艇3隻が酒田港(山形県)沖に集結し、そこから第31海兵遠征部隊(沖縄県名護市など)が仙台空港の復旧支援活動に展開している。ロシア機は日米共同対応を偵察する狙いがあったとみられる。
接近したのはロシア空軍の電子情報収集機「IL(イリューシン)20」。17日午前10時ごろから北海道西方を南下し、北陸地方沖の日本海まで飛行した後、昼すぎにロシア方面に飛び去ったという。領空侵犯はしていない。
空自戦闘機は東日本大震災への支援活動を終えて通常の警戒態勢を敷いているため、緊急発進に支障はなかった。ただ、C1輸送機による水や物資の輸送は活発化しており、ロシア機の接近が空自の調整業務全体の障害になった可能性もある。
ロシア軍は昨年12月の「日米共同統合演習」の最中に、能登半島沖の訓練空域に哨戒機2機を進入させ、演習を妨害している。
【IZA3/19-露、日本人被災者の労働力利用を検討】
インタファクス通信によると、ロシアのメドベージェフ大統領は18日、東日本大震災で被災した日本人の子供をロシアの施設に受け入れることや、震災による失職者をシベリア・極東地域で労働力として活用することを検討すべきだと述べた。
大統領はこの中で「わが国には日本に食料や水、医薬品などを送る人道支援の用意もある」と表明。「日本の子供や被災者をリハビリのために療養所や予防診療施設に受け入れること」に加え、「必要であれば、とりわけシベリアや極東の人口が希薄な地域で隣国の潜在的労働力を利用することも考えなくてはならない」と発言した。ロシアはすでに救助部隊160人以上を被災地に派遣している。(モスクワ 遠藤良介)