上記はバッハ・コレギウム・ジャパン、ヨハネ受難曲 2000/7/28 サントリーホール
写真は金井敬氏率いるアマチャア合唱団とプロのソリストによるベルディのレクイエム 2012/2/19三鷹市芸術文化センター、2012/3/11ウィーンの黄金の間ホールでの本番演奏会を前にしたプレ演奏会、こちらも東日本大震災復興支援を目的としたコンサートである。
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世界中が3.11の東日本の映像を見て息をのんだ。地震には負けなかったが、あの津波の強大な力の前では人も物もなすすべもなく流されていった。ちょうどその1年後となる3月11日、ウイーンで日本人がレクイエムを歌う。レクイエムは死者の安息を神に願うミサである。
2/28現在、震災死者1万5854人、不明3276人と言う多くの方々が亡くなり、未だ不明の方も多い。宗教の壁を越えて、亡くなった方のご冥福を祈る。
【IZA2/29-《サウンドボックス》世界的古楽オーケストラ・合唱団 バッハ・コレギウム・ジャパン】
≪東日本大震災復興支援のCDとコンサート≫
世界的な古楽オーケストラ・合唱団のバッハ・コレギウム・ジャパン(BCJ)が、東日本大震災の発生から1年を迎えるに当たり、3月上旬に復興支援のためのCD「Bach for Japan」を発売し、3月23日には調布市グリーンホール(東京都調布市)でチャリティー演奏会を開催する。
BCJの音楽監督を務める鈴木雅明(57)は「演奏家にできることは、心から演奏し、人々の心に訴えること」と大震災発生直後の米国公演から支援活動に乗り出し、仙台市などのキリスト教会が結成した「東北ヘルプ-仙台キリスト教連合被災支援ネットワーク」の活動にも手を差し伸べている。
今回のCDと演奏会は、1年間の支援活動を締めくくり、長期にわたる展望の第一歩だ。BCJはCDの印税収入の全額、発売元のスウェーデンのレコード会社BISもその同額を東北ヘルプに寄付し、演奏会の収益と会場での募金も全額が贈られる。
「バッハの音楽には、不安におののく人間の姿、魂の安らぎ、苦難にもめげず続けられる祈りが記され、現代においても、大きな慰めと励ましを与えてくれます」
鈴木がそう指摘するバッハの名作をCDに集め、演奏会では鈴木の息子で新進の作曲家、オルガニスト、指揮者の鈴木優人(30)が一昨年に発表した「詩編130編《深淵より》」も。「絶望の底にあっても決して希望を失わない強い姿勢がつづられ、明日へと向かう思いを後押しできれば」と、作曲者の感慨もひとしおだ。
(谷口康雄/SANKEI EXPRESS)